DTMとは、Desk Top MUsicの略語で、超簡単に表現するなら「宅録」や「自宅レコーディング」ともいうべきでしょうか。
という事で、今回はDTMを簡単に始められる宅禄方法をご紹介したいと思います。
私は、遠隔地にいる友人と互いに宅禄をして、一つの音源を作りたいというところが出発点でした。ですので、プロが行うような豪華な機材ではなく、あくまで必要最小限の機材紹介となりますので、ご参考にどうぞ。
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宅禄とは??
宅禄とは自宅レコーディングの事であり、その方法は2通りあります。
直撮りとライン撮りです。
今回は直撮りの説明となります。
なぜ自宅でレコーディングするのか?
メリット
・音源をネットにあげたり、MP3等で確認できる
・現地にいなくとも音源作成ができる
遠隔地にいるメンバーとデータのやり取りで一つの音源が作れます。
・演奏技術が向上する
これは実際に自分の音源を聞いてみてハッキリと認識する事ができました。
ミュートが甘いところやタイミングが微妙にズレているところ、そもそもピッキング方法から見直さなければならないところ等など・・・レコーディングに興味がなくても、これだけでも十分価値があると思います。
私は、ピッキングの際に「カチッカチッ」と音がしており、フレーズの確認をしたところ、自分の癖が分かり以後改善されました。
・音源作成時には重ね撮りができる
私の場合、宅禄とバンドの二つをしているので、宅禄用の曲を覚える事が難しい場合があります。しかし、宅禄ゆえパートごとに覚えて重ね撮りしていく事ができるため、1曲まるまる覚える必要がありません。データ容量の少ない頭ですので、これは非常にありがたい事です。
デメリット
・初期投資が必要
ベースとシールドのみ持っている状態で始めると、最低でも3万円程度は必要かと思います。PCがあるとグッと費用が安くなります。これについては後述します。
録音の種類
直撮り
アンプから音を出して実際に収録する方法ですが、今回は、より簡単にできるライン撮りをご紹介します。
ライン撮り
ラインつまりシールドを使い、ベースの音を直接取り込む方法。
ライン撮りに必要な機材と接続方法
ベース本体とシールド
当然必要となるものです。
ベースの場合、アクティブ・パッシブどちらでも構いません。
シールドについては、とりあえず色々な価格帯のものをしときます。カレナ製のもであれば間違いないです。
オーディオインターフェース
シールドから送られてくる音をPCに取り込める形へ返還する機材です。 これがないとレコーディングできません。
PC
PCに編集ソフトをダウンロードする必要がありますが、ソフトはフリーのものもありますし、オーディオインターフェースに付属しているものもあります。
PCの容量ですが、最初は2Gでやっていましたが、どうしても容量が大きくなり収録途中で落ちてしまっていましたので8Gへ容量アップしました。
友人は4Gですが、特に支障はないようなので楽器単体のレコーディングであれば4Gで充分です。
ヘッドフォン
通常の音楽を楽しむためのものではなく、モニター用ヘッドフォンというカテゴリーがありますので、レコーディングではモニター用を使いましょう。上を見たらキリがないですが、私は7,000円程度のものを使ってますが音には満足しています。
エフェクター
エフェクターはなくてもOKです。素の音源を取り入れ、PCにダウンロードした編集ソフトでエフェクトをつけた方がデータとしては使い勝手が良いです。
なぜなら、データとしてギターやシンセと重ねエフェクトの種類や強弱をつける時に、既にエフェクトがかかっている音源がオリジナルだと帰って不自然な音になってしまう事があるからです。
接続方法
基本
ベース⇒オーディオインターフェース⇒ヘッドフォン・PC
練習もできるセッティング
ベース⇒エフェクター⇒オーディオインターフェース⇒ヘッドフォン・PC・アンプ
これは通常の練習時はエフェクターを通した音にMP3やスマホでオリジナル音源を流しながら、ヘッドフォンやアンプでベース音とともに確認するためのセッティングです。 レコーディング時は、エフェクターは軽くコンプをかける程度です。エフェクターはマルチなので、レコーディング用のセッティングを登録すれば使い勝手が良いです。
今回はこれまでです。
次回は、私の使用している機材や過去に使用していた機材等、金額も含め詳細をご紹介します。
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