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マンション管理会社変更⑤ 総会運営とその後

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 マンションの理事長になったら、どんな仕事をそのように考えていくべきなのか。誰もが初めて知るであろうマンション管理業界。その一般的ではない考え方や運営方法を疑問に思うことも多いはず。
 そこで、このシリーズでは理事長や役員になったら知っておくべきやりべき仕事とその裏側についてご紹介します。

 今回は最後の締めである管理会社変更を決める総会の運営についてです。

 ここまで来たら後は全員の意志によるものになりますが、予め気を付けておくべき点をまとめています。 

 いよいよ最終決戦です。頑張りましょう!!

管理員の確保

 管理会社変更後に最も変わるのは「管理員の質」です。ただ清掃をするだけの場合もありますし、高齢者対策や個人情報取り扱い方法の研修を受けているような素晴らしい人材もいます。
 どちらにせよ独立系管理会社に変更した場合、フロント一人当たりの担当棟数が多く、細かな部分まで手が回りませんので、現地の管理員の力が非常に大きく、今までの流れを知っている管理員であれば残ってもらった方が管理組合にとっては有利です。
 よって、現在の管理員が信頼できる人の場合、管理会社変更が公になる前に、例え時給を上げてでも管理員を確保するよう選定した管理会社へ相談しておいた方が良いです。
 優秀な管理員が味方につけば、奥様ネットワークを使い管理会社変更を楽に進める事ができます。

什器備品台帳を作成する

 現管理会社へ依頼し作成しておくとよいでしょう。特に管理事務室には、管理会社が準備したものと管理組合の備品が混在していますので、管理会社変更と同時に備品が全てなくなったとならないように事前確認しておく方が良いでしょう。もう契約が切れているのにトラブル交渉するのはお互いにとって辛いことですから。

契約更新のタイミングを知る

 管理委託契約のメンテナンス項目は年契約となっているため、費用が高い作業であっても12か月で按分した費用を毎月支払っています。つまり、契約更新後すぐに費用が高い作業を行っても、翌月に管理会社変更となれば1か月分の費用負担となりますし、逆のパターンもあります。
しかし、この段階にきて、これはあまり重要ではないでしょうね。

 紛糾しても気にしない。でも責任を持つ。

 どれだけ事前準備をしても紛糾するで時はします。また、変更後に質が低下したり、支出全体で見た時に変化がない、トラブル時に対応が悪かった等・・・全員を完全に説得し理解を得るのは難しいので、変更後もしばらくは覚悟しておいた方が良いでしょう。ですので、管理会社を変更してお役御免ではなく、しばらくの間は目を光らせておいた方が良いですね。

現管理会社を執拗に攻め立てない

 ここぞとばかりに好き勝手に発言する方がいますが、それを見ている他の参加者とはこれからも同じマンションで暮らしますので、できるだけ穏便に「さよなら」すべきでしょう。悪者を作って、善者を迎え入れるような事をしてしまうと、変更されて不満を持つ方を敵に回してしまいます。
 
 管理会社変更については、これにて終了です。
 何でもそうですが、安くて良いものなんてありません。幻想なんです。
 安くするには、それ相応の苦労がありますので、覚悟を決めてできるだけ紛糾しないように9割準備、1割行動という感じで時間をかけてすすめるのが成功のコツかと思います。あくまで管理の質と適正価格を意識して頑張ってください。 

<コラムセレクション>

マンション理事長の仕事①基本編

マンション理事長の仕事②管理会社からの提案

マンション理事長の仕事③管理会社の中間マージン

マンション理事長の仕事④管理会社への不満

マンション理事長の仕事⑤階層別地震被害

マンション理事長の仕事⑥個人別地震対策

マンション理事長の仕事⑦保険内容の確認

マンション管理会社変更①事前準備

マンション管理会社変更②管理会社の指導

マンション管理会社変更③業者選定

マンション管理会社変更④見積依頼

マンション管理会社変更⑤総会運営