ペットを飼いたいけど、実際にどのくらいの費用が必要なのか知りたい!という方を対象にペットの生活費を月平均で考えてみます。今回は小型犬の費用報告となります。
<コラムセレクション>
初期費用はどれくらい
ペットを飼う時に必要になる初期費用は、最低でも29,000円程度。詳細は以下の通り。
宅内専用ゲージ
まずは自宅専用のゲージ。ワンちゃんが留守番したり、トイレをしたり、水を飲んだりする場合に使います。小型犬の場合、そんなに大きなものでなくても良いと思います。おしっこシートが入るだけの大きさの場合、おしっこをしたワンちゃんは、シート表面のおしっこを足につけたまま家の中を動き回ることになるので、足ふき場的な場所があるワンサイズ大きなものの方が無難かと思います。どうしても場所がとれない場合は、ゲージの前にシートを敷いたりする方法があります。また、ゲージに付けるであろう「水飲み器」の水が滴り落ちることも考え大きさを決めた方が良いです。
◆安くて10,000円くらいからですが、予算は20,000円はみておきましょう。
移動専用ゲージ
公共施設を移動で利用する場合、リードにつないだまま、抱いたままではNGであるところが多いです。よって、移動用のゲージも必要になります。
◆2,000円程度からありますが、予算は5,000円はみておきましょう。
おしっこトレー
おしっこシートを固定するトレーです。シートだけではウンチの時に転がってしまったり、おしっこが床に染みてしまったりします。
◆予算は1,500円程度
その他備品
水飲み器(1,000円)、リード(1,000円)、食事用お椀(500円)といったところでしょうか。
ランニングコストはどれくらい
エサ代や定期的に受ける予防接種費用です。月に換算すると、以下の通り平均約4,000円/月となります。これは最低限の費用です。この他、おもちゃを買ったり、ペット保険を検討することもあるでしょう。さらに、保険に入っていなかったら病気やケガの際には費用がかさみます。ペットの治療は思っているより安くありません。ご存知の通り、我々の医療費は国が7割払っていますが、ワンちゃん達は100%負担となります。同じ感覚では困ります。
エサ代
我が家の小型犬シーズー(4kg)で、2kgのエサが1か月でなくなります。エサは朝・夜に与えています。2kgで1,000円程度。
トイレシート
散歩でおしっことウンチをすれば楽なんですが、我が家はなかなかしませんので、分厚いタイプ(1,000円)のシートを1.5か月で消費します。
トリミング費用
夏場や冬場で多少誤差はありますが、だいたい2カ月に1回(3,000円)程度かかります。私の散髪代より高いです。
予防接種
地域によると思いますが、狂犬病が3,000円/年、その他、各種病気予防の注射が7,000円/年となります。
意外な費用
意外な費用ですが、家族旅行の際、ペットホテルを利用することになるのであれば、しっかり計算しておきましょう。ペットホテルの営業時間に合わせ、出発・帰宅時間を調整することになりますので、制限がかかることも覚えておきましょう。なお、ペットホテルに預ける際、狂犬病の注射だけでは受け入れてもらえないことが多いですので、そのあたりはケチることがないよう余裕を持って考えて下さい。また、今では住んでいる家がペット可かどうかの確認まで行うようですので、ルールを破って飼育しようとしているのであれば、考え直してくださいね。
まとめ
初期費用 最低29,000円(ペット保険なし)
月額費用 最低4,000円(おもちゃなど含まず)
こうみてみると、軽自動車の維持費くらいはかかりますね・・・
かわいいだけでは育てていけませんので、冷静な判断をお願いいたします。
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