怪しいメールや添付ファイルの開封でPCやスマホがウィルスに感染してしまうことは知られていますが、最も危険なのは、あなたが知らない間にPCやスマホが感染してしまい、感染していることすら知らないままであることでしょう。あなたのスマホは本当に安全でしょうか?今回はとても身近な都市伝説です。
やりすぎ都市伝説2018夏SP
【最新】2018年夏「②テクノロジーが実現する人工テレパシー」
フリーWi-Fiの危険性
最近になり、フリーWi-Fiを原因とするトラブルが続出しています。フリーWi-Fiは無料でスマホやPCがインターネットに接続でき、外出時にはとても重宝するものですが、「なりすましWi-Fiスポット」という落とし穴があることを知っておいてください。
Wi-Fi接続の設定
多くのスマホやPCでは、一度接続したことのあるWi-Fiであれば、その電波を感知すれば自動的に接続されるようになっています。とても楽な機能ではあるのですが、実は「同じ名前のWi-Fi」であれば、たとえそれが偽物であっても自動接続されてしまいます。つまり、スマホやPC側では「Wi-Fi名」のみで判断してるため、悪意のある者がWi-Fi設定時に「なりすました名前」を設定し公共の場に電波を発することで、多くのスマホやPCが自動接続してくる、ということになります。その結果、メールアドレスやID,パスワード、住所、氏名等の個人情報が抜き取られてしまうおそれが出てきます。
なりすましWi-Fi実験
おもしろい実験結果があります。バルセロナの世界的有名コーヒーチェーンでなりすましWi-Fiスポットを作ったところ、4時間で2,000台が接続されたとのことです。多くの方は、その事実さえ知らない間に。
ある事件の裏側
多額の仮想通貨がハッキングにより流出した事件は記憶に新しいと思います。その犯行の手口は、半年間ほどかけSNSを使い、社内で特別な権限を持った社員を特定し、ウィルスメールにより感染させデータを抜き取ったようです。しかし、どうやって社員であることや特別な権限を持っていることを特定できたのか・・・その裏には、なりすましWi-Fiによるデータ流出があったのかもしれません。
個人情報流出後の架空請求
上の写真は、ジャングルポケット齋藤さんの奥様に届いた架空請求のダイレクトメールです。写真の通り、フルネームと住所が記載されています。支払がなければ自宅まで回収にくるのではないか、と思わせる内容にゾッとしますね。個人情報の流出は確実に悪用されるということを知っておきましょう。また、スマホやPC内に登録されているあなた以外の個人情報や写真などのデータまでも危険に晒しているという自覚も必要です。
対策について
iPhone限定ですが、「設定⇒iマーク(上の赤丸)」でWi-Fi名ごとに自動接続の設定が可能となります。安全が確保されていないWi-Fi名については個別に設定しておくことをお勧めします。
やりすぎ都市伝説外伝まとめ
【最新】2018年夏「②テクノロジーが実現する人工テレパシー」
2018年春②「地球の危機から逃れるヒントは”カッパドキア”にあった」
2018年春③「体内マイクロチップ計画は驚くべき速さで進んでいる」
2018年春④「人間の価値が決まる信用スコアと人工知能による人間選別」