やりすぎ都市伝説で人気のある話を厳選してご紹介します。今回は、日本に代々伝わる家紋に関する都市伝説です。
<やりすぎ都市伝説外伝>
日本で最も高貴な家紋
日本で最も高貴な家紋と聞かれ、皆さんは何を思い浮かべますか?
そう、それは菊の紋章である「菊花紋」であり、「十六八重表菊」は天皇家の家紋として知られています。パスポートを見ても日本を代表する紋章であることは一目瞭然ですね。
2番目に高貴な紋章
では、2番目に高貴な紋章とは・・・それは、桐の紋章である「桐紋」といわれ、豊臣家の家紋でもありました。日本政府も使っている紋章です。
なぜ政府が桐紋を使うのか
日本政府も桐紋を使っているのですが、なぜでしょうか?
今の日本政府は、もともとは明治維新により設立された政府であり、一旦倒れた豊臣家の家紋をわざわざ使うには、その理由が不明です。縁起などを考えると、むしろ使わない方が良いとも思えます。にもかかわらず、政府は500円玉にも桐紋を使用しています。財布を開いて確認いただければ分かりますよ。
歴史を考えてみる
明治以前は江戸時代。長きに渡る江戸時代の始まりは、知っての通り徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利したことがきっかけです。石田三成を中心とする西軍は敗北してしまいますが、この軍勢は元々豊臣家の家臣達なのです。
時代は移り、江戸幕府が倒れる明治維新が起こります。明治維新により江戸時代は終わり、新政権である明治政府が設立されます。この明治政府は、討幕運動の中心であった薩摩・長州が中心となっており、実は薩摩の島津家、長州の毛利家は、関ヶ原の戦いで負けた西軍に属していたのです。
ということは・・・
関ヶ原の戦いで負けた西軍は、江戸時代300年の間恨みを忘れることなく、倒幕を果たした後に「豊臣家の家紋」を大いに復活させたのではないか、ということになります。つまり、明治維新とは豊臣家の300年越しの復讐劇だったのです。坂本龍馬が両藩を結び付ける時に口実としていたかもしれませんよね。そう考えるとワクワクしますね。
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