やりすぎ都市伝説で人気のある話を厳選してご紹介します。今回は、とても身近な都市伝説をご紹介します。
<やりすぎ都市伝説外伝>
均一に整った野菜たち
スーパーで売られている野菜は、ほぼ色・形が同じものであり、その量となれば日本全国、しかも毎日消費されているのですから、かなりの量になります。今回は、野口勲さんの著書に基づいた話となります。
野菜の生産方法
野菜がどのように生産されているのか、と言われれば、多くの方が、①土に種を植える、②収穫、③収穫されたもののうち一部を種として利用し①へ・・・というサイクルを想像すると思いますが、今の生産方法は異なるのです。今は、「実」が均一になる「一代しか使用しない種」を使って生産しています。
一代雑種の種
一代しか使用しない種のことを「一代雑種」というのですが、これは「実」を均一にすることを目的として品種改良されています。品種改良自体は悪いことではないのですが、問題はその方法にあります。品種改良をする際に、種Aと種aを掛け合わせたとすると、その子は種Aの特徴しかでません。しかし、その孫は種aの特徴が出てくる実が発生します。この現象により「一代しか使用しない種」が生まれるということです。有限な畑で生産される野菜ですから、全て種Aの特徴がでるものを使用するのは当たり前ですね。購入した種からできた子種を使用したら、一定数必ず種aの特徴が出てくる「実」があり、均一の「実」が取れる数が減りますから当然です。
雄性不稔
品種改良の方法はどうするかというと、交配するため「雌べ」へ花粉をつけていくのですが、勝手に受粉しないよう、「雄べ」を取り除く「除雄」という作業が出てくるのですが、この「徐雄」は全て手作業であるため、かなりの手間がかかります。
そんな中、元々雄べがない「雄性不稔」という突然変異の植物が発見され、「徐雄」の手間がなくなるということで爆発的に広がり、今の野菜のほとんどは「雄性不稔」という突然変異の遺伝子を組み込まれたものが使用されているのです。
雄性不稔と副作用
ある畑を活動範囲とするミツバチが忽然と姿を消したということがあり、この「ある畑」で「雄性不稔」の野菜を栽培していたという話があります。蜜を使うミツバチですら、このような状態なのですから、その野菜を口にする我々への影響はどうなるのでしょうか?
1940年代から始まった男性の精子の数に関する調査では、1940年代の間に約半分になり、その後徐々に減ってきています。雄性不稔の野菜が出回り始めたのが1944年ですから、以前の統計と比較こそできないものの、時期としては完全に一致します。
これを偶然と見るかどうかは個人の判断となりますが、表向きは良い顔をしていても、お金儲けのためであれば他者の犠牲をいとわないのが現代の社会であることは知っておくべきでしょう。
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