やりすぎ都市伝説で人気のある話を厳選してご紹介します。今回は、誰しも聞いたことがある都市伝説です。
<やりすぎ都市伝説外伝>
日本を代表する都市伝説といえば・・・
昔から語り継がれる都市伝説といえば「死〇洗いのバイト」でしょう。「都市伝説」というワードが生まれる前、具体的には50年以上も昔から語り継がれている話です。私も学生時代に聞いたことがあります。
バイトの内容
学生の高額バイトの例として語り継がれていますが、バイトをした人は先輩の知り合いだったり、親せきのおじさんだったりと、実際にバイトした人を知る人はいないのではないでしょうか。話としては、ホリマリン漬けだったり、空気が入って音がしたりと怖いディテールがついたものが多くありバリエーションも豊富です。果たして、都市伝説だとしたら、この話の元ネタはあるのでしょうか。
元ネタは・・・
実は「死〇洗いのバイト」の元ネタは、1957年に発表された大江健三郎のデビュー作である「死者の奢り」で主人公がやっていたバイトであり、もともとは小説が起源だったのです。この作品は第38回芥川賞の候補作にもなるほどでした。
もともとは小説が起源でしたが、記者会見で本当にある仕事なのか聞かれた大江健三郎は本当ともウソとも明言しなかったこともあり、実際に存在したかどうかは不明ですが、結果として都市伝説としては十分な説得力があり、世に広がっていったというのが真相とのことです。
<都市伝説ベストセレクション>