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世知辛い世の中で仕事に疲れた人へ・・・

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 世知辛い世の中になったと言われずいぶん経ちますが、仕事に疲れ、心はボロボロという方・・・その原因を探る事で世知辛い世の中が少し違って見えるかもしれません
 自分なりに考えてみましたので時間があれば見てってください。

 1.過剰な売上主義

 一つは売上主義だと思います。顔も見たことのない株主の皆様、高級車で会社に乗り付ける社長様のために売り上げをあげる必要があるため、やはり従業員はストレスにさらされますね。このストレス発散の一環として、自分でも意識しないように他人にも同じようにストレスを受け入れる事を求めてしまっているのではないでしょうか。
 

2. 日本工業製品のレベルの高さ
 

 日本の自動車産業や工業製品は世界的に見てもレベルが高く、無茶な使い方をしても壊れません。また、様々な検査を行い、そのレベルの高さを見せつけるテレビ番組もありますよね。

 私はこうした工業製品が当たり前に溢れているので、その流れで人間が行うサービスに対しても同様のレベルで高品質を求め、企業も売り上げを確保するため従業員にそれを求める・・・という事が起きており、もはや意味のないレベルまで達しているように感じます。

 「昔は良かった」といいますが、昔は車や家電が壊れると「あーぁ、壊れちゃった。明日修理に持っていかなくちゃね。」という経験があり、さらに不便さを楽しむ余裕があったのですが、そういった経験や余裕がなくなり、程度はあれど酷い人では、人間が行う事も不備がないのが当たり前であり、ミスは100%相手が悪く、価格は安く良い品質である事が保証されていると信じ切っているのでしょうね。

 

3.洗脳されている人たち
 

 この世の中を生き抜いていくために皆必死に頑張っています。格差社会が拡大する中で「自分がこんなに頑張っているのだから、相手も同じほどに頑張っているはずだ。ミスをするような頑張っていない奴はたいした人間じゃない。」というふうに、どこかで見下してしまっている人々がいます。職種や会社の規模、収入の高さや仕事の出来不出来が人物を知る一つの目安になる事は理解できますが、その部分ばかりにとらわれているのではないでしょうか。

 そういう人々は、ある意味「現代の豊かさに幻想を抱く洗脳された人々」であり、時に「勝ち組」・「負け組ではない」と自称し、それを実感するために他人を傷つける事をしても「可哀そうだが当然のことだ」と感じてしまいがちです。

 「可哀そうなことをしている」という僅かな善意をもってして、自分の行った酷い事を当たり前のように感じれるようバランスをとっているのです。

何のために頑張っているのか??
誰のために頑張っているのか??
 
 皆同じように頑張っている中で、自分たちで勝手に優劣・勝ち負けをつけて生きているのです。競争社会で仕方のない事とはいえ・・・精神的に落ち込んでしまうような機会が増えてしまっているような気がしてなりません。

 私は、いやな思いをしたら反面教師にするよう心がけています。
 自分なりの心の逃がし方を学びつつ、他人には優しくできる大人になりたいものです。子ども達のためにも、遊び心があり精神的に余裕のある大人が増える事を願います。

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