都市伝説界隈では有名ですが、今回は世界シュミュレーション仮説について説明します。
世界シュミュレーション仮説とは、今我々が生きているこの世界は現実のものではなく、高度な何者かによってシュミュレートされたものであるという仮説であり、我々が見ている世界そのものを含め、人間の知識や記憶までも全て作れられた世界であるというものです。そして、中の人間は、自分たちがシュミュレーションされた存在であるということを理解することはできません。では、なぜこのような仮説が生まれたかについて解説します。
やりすぎ都市伝説2019年末SP
シュミュレーション仮説の合理性
シュミュレーション仮説といわれても、すぐに理解できる方は少ないと思いますので、非常に簡単ではありますが、その合理性について解説します。
相対性理論を簡単に理解する
相対性理論を簡単にいうと「物体が高速で移動すると物体の中の時間は遅く進む」ということです。つまり、宇宙船に乗り地球周回を1年間高速移動した場合、地上では1年以上の月日が流れており、自分だけが「若い状態」になるということであり、視点を変えれば未来への一方通行のタイムマシーンとも言えます。もちろん、漫画や映画のように未来の自分に会えるわけではありませんが・・・また、これは地上でも同じ現象が起こり、東京大阪間を新幹線で移動することで10億分の1秒だけ未来に行けるそうです。
移動速度を上げていくと
では、この相対性理論で速度を上げていくとどうなると思いますか?
速度を上げると時間が遅く進むようになる、ということは速度を上げ続けると、やがて時間の流れは「0」になります。まず、時間が「0」になるということが実際あり得るのかどうか、そして、物理上は時間がマイナスになる、つまり時間が戻っていくという計算になるのでしょうが、現実世界でそのようなことが起こりえるかどうか・・・
そして、上記のような理由により現時点で最も早い速度は「光速」であり、「光」より早く進めるものはこの世に存在しないことになっていますが、速度に限界があるということ自体がおかしいことだとは思いませんか・・・・
大きなものほど重力が強い
次に、重力について考えてみてください。我々が地球に立っていられるのは「重力」があるからですが、全ての物体には重力が存在するので、今あなたの目の前にあるスマホやPCにもとても小さいですが重力(物体を引き付ける力)が存在します。
ということは、当然に惑星単位になると大きな惑星程重力が強く、我々は素早く動くことができなくなります。
結論
上記を踏まえ考えていただきたいのですが、スピードが速くなると時間が遅くなる、大きなものの近くで素早く動くことができなくなる・・・これ身近で起こっていますよね。・・・そう、インターネットです。特にオンラインゲームで遊んだことがあれば分かりやすいのですが、「ラグい」という言葉がありますが、これは大勢の人が一カ所に集まったりした場合など、処理すべき情報が多すぎた場合に動きが遅くなるという形で発生します。スマホに例えると「通信制限」がかかったよな状態になるということであり、日常生活の中でも同じようなことが起こっている、つまり、この世界がプログラミングされている可能性がある現象が起こっているということなのです。
また、科学では証明できない数々の不思議な出来事も「バグ」の一種として考えれば、辻褄が合ってしまいます。
シュミュレーションをする目的とは
では、なぜシュミュレートするのかという疑問が出てきますが、このシュミュレーション仮説では中の人間、つまり我々はシュミュレートされていることを理解することができませんので仮説の域を出ることはできないし、否定もすることができません。つまり、その理由も知る由がないということです。しかし、どちらにせよ、我々には喜怒哀楽があり、ケガをすれば痛いので、この世界を現実として生きていくほかないのですが、シュミュレートされた世界の住人だとすれば少しだけ気が楽になる時もありますね。
やりすぎ都市伝説外伝まとめ
2018年春②「地球の危機から逃れるヒントは”カッパドキア”にあった」
2018年春③「体内マイクロチップ計画は驚くべき速さで進んでいる」
2018年春④「人間の価値が決まる信用スコアと人工知能による人間選別」
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